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【開催報告】京都府PTA研究大会 綴喜大会

10月27日 京都府PTA研究大会 綴喜大会が京田辺市で開催されました。

京都の北から南まで、約1000名のPTA会員が京田辺市役所周辺の施設に集まり

各学校の活動内容や講演をご覧になりました。

綴喜とは、八幡市、京田辺市、井手町、宇治田原町の2市2町からなる地域ブロックのことです。綴喜のPTA会員の皆様が昨年から準備を重ね。来場者を迎えました。


オープニングでは京田辺市の小学生によるチアリーディングの演技が、会場を温めてくれました。その後の式典では、PTA活動の発展に顕著な貢献されたことで、菟道小学校育友会が団体表彰を受賞されました。

おめでとうございます!


その後の全体会講師として、俳優の小西博之さんが登壇されました。しかし、講演中は一歩も壇上には上がらず、客席と同じ高さでずっと私たちのそばで話してくださいました。

小西さんは子どものときに出会った先生が、教師の体罰があたり前の時代に、殴らず、ハグで子ども達の心を開かせていった姿に影響を受けて、先生を目指していたそうです。俳優になってからも難病の子ども達に出会って衝撃を受けたり、自身のガンとの闘病から、命の大切さを学んでいったとのことです。


今の子どもたちを取り巻く問題を見るにつけ、学校や親が子どもに向けて本当に言わなければいけないことを訴えていました。


学校は「いじめをなくそう」と呼び掛けるのではなく

親が「勉強をがんばろう」というのではない

学校は「子どもの自殺をなくそう」と考えるべき

親は「生きて帰って来い」と学校に行く子どもに言おう


また、子どもを育てる大人がすべきこととして、

・大人の自殺を無くすと共に、日本の自殺の報道はWHOのガイドラインに違反しているということ。

・大人が夢を持ち子どもに言わないと、子どもが夢を持てないこと。

・大人が泣いてたってかまわない。それをちゃんと子どもに見せて、つらかったときは泣いていいんだと教えること。

・不登校の子どもは悪い子どもじゃない。家が大好きな子どもなんだと。

・生きてるだけで150点

また、小西さんはPTAは子どものために一生懸命にやっているボランティアであるとも言っていただきました。


小西さんは、この講演をもっと多くの人たちに伝えて欲しいと、すこしでも子ども達の助けになればと、全国をまわって訴えています。

大会後の感想では「泣いていいと言われて、泣けてきた、私もそんな先生に出会いたかった」「自分が今生きてることに感謝したい」「私もハグで子供に幸せを感じて欲しい」等いただきました。会場でお聞きになった保護者の皆様にも感じるところがあったと思います。是非お友達にも伝えてみてください。


その後の分科会では、各地域の学校のPTA活動が紹介されました。宇治市では「青少年健全育成」をテーマに、東宇治中学校PTAの「赤ちゃん交流を通じた地域連携」を紹介されました。

ある生徒が偶然校内につれてきていた赤ちゃんを見て、その生徒が笑顔で穏やかになった姿を見た先生やPTAが、ぜひ生徒達と赤ちゃんの交流をしたいと思い実現したとのことです。


NPOの協力の元、生徒達が赤ちゃんとおもちゃで遊んだり、ミルクや離乳食を与えたり、おむつ交換を体験することで、命の貴さを学びそして自分を育ててくれた親への感謝が生まれるそうです。発表を見た保護者からも質問が出たりと、発表した側も観覧した側も有意義な分科会になりました。座学では得られない体験を地域と協力して実現していることに同じ親として感謝したいと思います。


最後に、京都府PTA研究大会の開催に御尽力を賜りました、京都府教育委員会、京都府PTA協議会、綴喜PTA連絡協議会の皆様、東宇治中学校区をはじめとした各分科会担当PTAの皆様、小西博之様に感謝いたします。そして会場まで足を運んでくださいましたPTA会員の皆様、ありがとうございました。今後もPTA活動にご理解、ご協力をお願いいたします。

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