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宇治っ子朗読劇団☆Genji 六嶋由美子先生インタビュー

12月1日の文化発表会ではオープニングのアトラクションに、宇治市文化センターが主催し、宇治市連合育友会が後援しています、宇治っ子朗読劇団☆Genjiの子どもたちに源氏物語の朗読をしていただきます。今回は劇団の子供たちを指導していただいている六嶋由美子先生にインタビューを実施しました。

(左から)連P会長 雪浦、六嶋由美子先生

ーーー本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

六嶋由美子といいます。20年程前から語り活動をしています。宇治田楽まつりで浮舟の話をしたのが、源氏物語に関わったきっかけです。平成24年に「古典の日」が出来まして、宇治市では源氏物語の朗読講座が始まり、その講座の受講生で劇団を作りました。今年で8期生です。


ーーー源氏物語の朗読をを子どもたちがすることのむずかしさや楽しさはありますか?

千年も前の言葉を現代語訳にしてますが、今では使われない、言いまわしをさらっと言えるかどうか。風習も違うのでそういうのを頭に入れた上で役になりきれるかは難しいと思います。でも現代にはない非日常なので、いつもと違う自分というのは子供たちも楽しいと思います。


ーーー宇治は歴史のある場所なのですが、子どもたちに伝えるにはどうすればいいでしょう

宇治市外から宇治十帖に関心をもって観光に来られていますが、地元に住んでいるとかえって見えないですね。宇治が源氏物語の舞台で最後の十帖なんだよというのは改めて教えないと分からないので、どうすれば伝わるか悩みます。宇治は千年の歴史や物語の舞台だし、満月の夜に大吉山を見上げれば、千年前の人と同じ風景がそこにあります。だから大事にしないといけないんだなという気持ちが芽生えて欲しい。


ーーー慣れない着物で舞台を歩いたりもしますが、着こなしや姿勢はどうすれば身につきますか?

身のこなしは自然に身についてくると思います。足袋や草履もすごく違和感あると思いますが子どもたちは上手に着こなしています。着物の扱い、たたみ方もだんだん身についていったらいいなと思います。

意外と男の格好をしたい女の子も結構います。烏帽子をかぶって狩衣を着てその役をやりたいと人気ありますよ。


ーーー今回文化発表会で演じられる”浮舟”の見どころを教えてください。

最初に人物紹介から初めますし、物語を知らない方も楽しんでもらえるようにしたいです。内容ははっきり言って三角関係の話です。物語の中心部分の大事なところを演じますので、子どもたちが演じる源氏物語宇治十条を是非ご覧いただきたいです。最後は子どもたちがAKBの「恋するフォーチュンクッキー」を平安言葉に直したものを十二単衣、狩衣、烏帽子、足袋を履いて踊ります。大ホールの緞帳、平等院をバックに踊りますので華やかだとおもいますよ。


ーーー本日はありがとうございました。本番の日もよろしくお願いします。


宇治っ子朗読劇団☆Genjiは12時40分開演すぐのアトラクションで出演予定です。

是非お越しください!


日時:令和元年12月1日(日)

   12時15分開場 12時40分開演

   展示作品は12時から鑑賞可能です。

場所:宇治市文化センター・大ホール、中央公民館展示集会室、交流ロビー

   詳細は各学校で配布される"第37回文化発表会"のチラシをご覧ください。

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