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【開催報告】日本PTA全国研究大会 近畿ブロック研究大会―分科会―

8月23日、24日にかけて、第67回日本PTA全国研究大会、第45回日本PTA近畿ブロック研究大会が兵庫県の各地で開催されました。日本全国から約8000人ものPTA会員が集まり、家庭教育のありかた、学校、地域との関わり方、そして子どもの成長について学びました。


---23日:分科会---

23日の分科会は兵庫県下の10の会場で分科会が開催され、それぞれの会場でアトラクション、講演、パネルディスカッションがおこなわれました。

ここではその分科会の一部を紹介させていただきます。


第1分科会 --- 伊丹市 東リいたみホール ---

「家庭教育」をテーマとし、今日の家庭教育が果たすべき役割を学ぶ場となりました。

基調講演として兵庫県出身の教育サポーターの仲島正教さんが登壇されました。

講演をご覧になった保護者は、仲島さんのマシンガントークに終始笑い泣き。

子どもへの距離は大人から近づくことで縮まる。子どもは親の背中を見て育つ。親が優しくしたら、優しくできる子になるとのこと。子どもを10秒抱きしめるだけでも充分に愛情が伝わるそうです。


パネルディスカッションでは思春期の子どもの接し方を話されていて、とても参考になりました。わかっていても手が出てしまう、他の保護者も同じように悩んでいるんだと共感しつつ、反省することもありました。


家庭教育が重要と言われる昨今、教育を先生に任せずぎなのでは?というお話もあり、考えさせられました。



特別第2分科会 --- 明石市 明石市市民会館 ---

「家庭・地域とともになる学校づくりを目指して」をテーマにコミュニティスクールという仕組み作りを紹介されました。

基調講演として兵庫教育大学教職大学院教授の小西哲也さんが登壇されました。


今の子どもはさまざまな問題を内と外に抱えている現状。外的な面では将来なくなる仕事があり、子どもの65%が今存在しない仕事に就く。未来が見えない状態で今どんな力をつければいいのかわからない。内的な面は自己肯定感、自制心の育みが乏しいまま成長する問題があります。

子どものために周りがやるべきこと・・・

学校は、生きる力を鍛える場所となり、社会に開かれているべきであるということ。

地域は、子どもと社会をつなげる役割を持ち、地域の担い手を育てることで地域に定着してもらうこと。

親・PTAは、子どもと一緒に学ぶ、協働することで、子どもが学ぶことの意味を理解してもらうことが指名です。大人が学び、学んでいる子どもを褒め、教育に積極的に参加することが重要と話されました。


そういう環境をどうすればいいか、学ぶ場所として一番最適な場所はやっぱり学校。コミュニティースクールは学校で、大人が生涯学習として学び、時には生徒と一緒に学ぶことで自分そして地域の教育力が向上し結果的に子どもの学習力も向上することを期待されています。

学校は人の集まる場所に建つ一等地である以上、子どもだけではない地域の学校(コミュニティースクール)であることが望ましいのです。


その他の分科会でも、さまざまな課題、テーマが話されたことと思います。兵庫中を10ヶ所もの場所でおこなわれたこと。この日兵庫は教育のコミュニティースペースとして学びの場となっていたことでしょう。


次回は全体会について報告します。

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